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カット加工について
Cutting and Folding
織ネームを作成する際、「カット加工」という工程があります。織り上がった時点ではデザインが繰り返された複数本の生地となっていますが、この工程で生地を指定の長さに裁断していくと同時に、折り曲げも行います。
折り曲げを行うことで、切断面が裏面にまわり糸ほつれを防ぐことができます。また、折り曲げによってネーム自体の形を変えることで、スーツの襟元をフックに掛けられるような縫製や、生地の端をネームで挟み込むような縫製を行うことができます。用途に応じて好きなカット方法をお選びいただけます。
ストレートカット
折り曲げずに両端を熱で切るのみの加工です。切り口が表面に出るため、糸ほつれが目立つ場合があります。
エンドホールド
センターホールド
織ネームの中央で二つ折りに折り曲げる加工です。切り口を生地と生地の隙間に差し込み、一緒に縫い付けて取り付けるのが一般的です。
マイターホールド
織衣類の襟部分に付けることが多く、衣類をフックに引っ掛けることができる折り曲げ方です。
マンハッタンホールド
片端をセンターホールド、もう片端をエンドホールドするように三つ折りに折り曲げる加工です。短いほうの縫い代部分を縫製が終わった商品へ後付け加工するのに適します。
ブックホールド
エンドホールドしたものをさらに中央で折り曲げた加工です。表面に切り口が出ないため、挟み込みや後付け加工など用途が広いカット方法です。
折シャツの襟などでよく見かける折り曲げ方で、織ネームの左右または上下の端を折り曲げる加工です。切り口が裏にまわるため、糸ほつれが目立ちにくくなります。
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